軍鶏鍋

実家から帰って、学生の頃から仲良くしてもらってる友達夫婦と軍鶏鍋を喰らう。
何故軍鶏鍋かというと、

  1. 二人とも鬼平犯科帳のかっこよさに中てられていて
  2. 自分が深川付近に住んでいて
  3. 深川には長谷川平蔵懇意の五鉄という軍鶏鍋屋があり
  4. 深川で軍鶏鍋を食うというシチュエーションに酔ってみたい

という理由。

一応五鉄のモデルになった軍鶏鍋屋は近所にあるんだけど、1人1万円くらいするというので、「いやそれは無いぜ」という事になり、自分で作った。

「そもそも軍鶏肉なんてどこで売ってるんだ?」から始まったけど、調べてみると「東京しゃも」という品種が築地場外や高島屋で売ってる。高島屋で買うと100g840円くらい。鶏肉にしては高いのでびびってしまい、普通の100g170円くらいの鶏肉も一緒に買って水増し(それでも普段買う鶏肉よりは高い!)。

軍鶏鍋のレシピを調べてみると大ざっぱに言って「すき焼きの牛肉から鶏肉にすればいい」という感じだったので、関東風の割り下をつくって牛肉の代わりに軍鶏肉を入れて食べてみた。

軍鶏肉は味がとても濃く、締まった肉は割り下によくあいうまい。一口目はだたの硬い肉?と思ったけどそうではない。一方、普通の鶏肉は柔らかく味も物足りない感じになってしまい、割り下に入れてごめんなさいという感じ。割り下に入れなければ普通の鶏肉もうまいのに。割り下って味の濃い肉に適した料理法だったんだねぇと思った。

軍鶏肉は鶏肉にしては値段は超高いけど、牛肉にしたらそこそこ。そう考えると、超うまいしその感動のわりに安いということになる(?)。